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残留農薬の分析について

 安全で美味しい島根の県産品認証制度は、生産工程管理をベースとしており、この生産工程管理基準には農薬の使用に関する細かな基準を設けています。この基準を遵守していれば、残留農薬が基準値を超過することは考えられません。
 島根県では、この生産工程管理基準が遵守されているかどうかを確認するために、残留農薬分析を実施します。

残留農薬基準について

 農薬登録を申請する際には毒性試験の結果を提出します。この結果から、仮にその農薬を一生涯にわたって毎日摂取し続けたとしても危害を及ぼさないと見なされる1日摂取許容量(ADI)が算出されます。
 一方、作物に散布された農薬は、作物に付着するもの、付着しないでそのまま土壌や大気中に行くもの、水田水から河川水に入るもの、また、分解してしまうものなど様々な経路があるが結果として農作物や水などを通じて人間が農薬を摂取することが考えらます。
 従って、各経路から摂取される農薬がADIを超えないように管理、使用する必要があり、環境大臣が定める登録保留基準はこの点を考慮して設定されています。
 このうち、農薬成分毎に食用作物に残留が許される量を決めたのが、農薬の残留基準です。大気や水からの農薬の摂取を考慮して、各作物の残留農薬の摂取量の総計がこの農薬のADIの8割以内となるように決められています。
 ADIが設定されると、次に作物毎の残留量について評価されます。
 通常、作物の表面に散布された農薬は、大気中への蒸発、風雨による洗い流し、光及び水との反応による分解などで、散布日から時間がたつにつれて減少していきますが、その一部は収穫時の作物に残留することがあります。このため、あらかじめ試験を行って作物への残留量を的確に把握し、環境大臣が定める作物残留に係る登録保留基準(作物毎の許容量)を超えないことを確認した上で、農薬登録が受けられます。
 現在、この作物残留に係る登録保留基準は厚生労働大臣が食品衛生法に基づいて定める「残留農薬基準」を用いることとされており、この残留農薬基準の設定に必要なADIの設定・変更は食品安全委員会で行われています。
 作物への残留量の把握のために実施される試験を「作物残留試験」といいますが、作物毎に行うこの試験では農薬の最終散布日から1日後、3日後、7日後及び14日後のように、時間の経過により収穫し、それぞれの残留量を精密に測定します。一般に、農薬散布からの経過日数が長くなるほど農薬の分解・消失が進んで残留量が減少しますが、この傾向を把握し残留農薬基準値以下になる収穫前日数を決め、それを踏まえた使用方法と使用基準が設定されます。
 従って、現在登録されている農薬を使用する場合に、ラベルに表示された使用方法を守って使用すれば、農薬が基準を超えて残留することはないといえます。





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